2017年1月30日月曜日

ポップなナシード・シンガー Khāled Siddīq

ロンドンのナシード・シンガーKhāled Siddīq。クリスチャンからの改宗者。イケメンですね。Youtuberとしていろんな動画も作成しています。まずは、パートナーに向けたスウィートなラブソング。

Khāled Siddīq - "My Love" (Official Nasheed Video)


次の曲では冒頭で「全て人の声で制作しています。楽器は使っていません。」との注意書き。ナシードのビデオでよく見る文句ですね。

また詳しく書きますがイスラームでは「音楽は禁止(ハラーム)か?」という議論が昔からあり、「打楽器以外の楽器の使用は推奨されない」という規範があります。もちろん解釈は人それぞれで楽器を使うムスリムもたくさんいますが、彼は楽器は使わないという「まじめ」なスタンスをアピールしています。

Khāled Siddīq - "Ready or Not" (Official Nasheed Video)

実際に聞いてみるとわかるようにビートボックスはバリバリ使っています。打楽器だから大丈夫という解釈なんだと思います。(じゃあ声をサンプリングしてピッチを変えて使うのはどうなのか、エフェクトかけて楽器的にするのはどうなのか、、?とか疑問が湧いてきそうですね。)
外からはイスラームはイスラームで一枚岩のように見えますが、色々と伝統的な議論を参照しながらそれぞれ解釈しながら実践しているのが実情です。

最後に、BBCで放送された、改宗前の彼の”コーラス隊”時代の映像。かわいらしい少年から信仰・実践するムスリムへ。

FROM CHOIR BOY TO PRACTICING MUSLIM! (BBC TWO SHOW)


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