ふざけたタイトルとふざけたオープニングですが、みていくと思いの外真面目な映画でびっくりしました。エジプト、モロッコ、イスラエル、アフガニスタン、パキスタンを旅しながら、いろいろな立場の人に話を聞いていきます。
多くの友人が聖戦に参加したという人や、街角の人、アフガニスタンのスラムに住む人、アフガニスタンとパキスタンの国境(戦闘地区)に暮らす村人、キリスト聖職者、アメリカの軍人、イスラエルの厳格なユダヤ人居住区の人、ビンラディンの知り合い、などなど、、
自爆者を出したスラムの住人の言葉「彼らには経済的にも政治的にも発言力がない。過激主義の根を断つには発言力を与える必要がある」はニュースなどで見ているだけでは決して得られない視点ですね。
監督自身も数ヶ月の旅を終えこう結論付けます。
「オサマを捕まえても平和は訪れない。根本的な原因が解決されていないからだ。問題はそこだ。一度振り返るんだ。どんな世界に住みたい?」
ビンラディン「殺害」以降の世界を見ると監督の結論は当たっていますね。
監督が見て実感した「根本的な原因」については是非本編で見てください。たくさん描かれています。(自分はツタヤで取り寄せて観ました)。
見終わってから気づきましたがビッグマックを食べ続けた『スーパーサイズ・ミー』の人なんですね。
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『スーパーサイズ・ミー』で話題を呼んだモーガン・スパーロック監督が、世界一のお尋ね者オサマ・ビンラディンを捜す旅に出るドキュメンタリー。生まれてくる子どものため平和な世界を望むスパーロック監督自ら、「ビンラディンはどこ?」と尋ねながらイスラム諸国を巡る。イスラム社会の人々がスパーロック監督の質問に戸惑いながらも応じ、互いに交流を深めていく姿に、相手を知らずに偏見で物事を見ることの危うさ、文化や価値観の異なるものへの理解の大切さを実感する。
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(画像は全て本編からの引用です)
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